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マイクロソフトとターボリナックスは、LinuxとWindowsサーバ間の相互運用性の向上、研究・開発分野における連携、ターボリナックスユーザーに対するマイクロソフトが保有する知的財産の保証に関する包括的な協業契約を結ぶ。
相互運用性の向上では、顧客に対してシステム運用効率の向上やコストの削減を目指す。現在、ヘルプデスクにかかる問い合わせのうち5回に1回はリセットを含むネットワークパスワード関連だという。両社は、WindowsとLinux、両システムに1つのパスワードでログインできるシングルサインオン・ソリューションの開発で、顧客の利便性は高まるとしている。マイクロソフトの知的財産担当ゼネラルマネージャー デビッド・ケーファー氏は、「協業を通じて、マイクロソフトとターボリナックスは、シングルサインオン・ソリューションなど、両社の顧客にとって真の価値あるソリューションの提供のために連携体制を強化していく」と語る。
研究・開発分野においては、マイクロソフトが保有する中国の研究機関にて両社は技術を検証する。知的保証では、ターボリナックスが提供するサーバ製品の購入者にマイクロソフトが保有する知的財産を保証する。ターボリナックスの代表取締役社長 矢野広一氏は、「今回の協業により当社が市場において非常に有利なポジションとなると確信しています。事業を成功させるためには、混在環境の中でユーザーのプライオリティに合うソリューションを設計するためのビジョンと知的財産をシェアするための仕組みを必要とします」「マイクロソフトのユーザーが新たにLinuxを評価する際、Turbolinux製品が現在利用しているマイクロソフト製品と組み合わせて最適なLinuxディストリビューションとなるよう望んでいます」とコメントしている。また、ターボリナックスは昨年期は連結で赤字を計上。今回の協業で業績回復を狙うという。
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