- 2007/11/09 掲載
【世界市場調査】中国のアウトソーシング事業、日本向けが5割超え
アウトソーシングの発注元は、日本が全体の半数以上を占める51.8%でトップ、以下欧米の29.4%、香港の10.0%と続いた。なお、この数字について、日本は前期比で1.1%増、欧米は1.1%減、香港は前期と同じであった。
中国内の受注元を地域別で見ると、北京周辺の華北地方が34.3%と最もシェアが高く、以下大連がある東北地方が21.4%、上海周辺の華東地方が16.9%と続いた。
ベンダー別シェアではシェアの高かったベンダー順に東軟(Neusoft:システムインテグレータ)、海輝軟件(hisoft:ソフトウェアアウトソーシング)、浙大網新(INSIGMA:ソフトウェア開発・サービス)となり、全体における上位10社のシェアは前期比で1.2%高い39.2%となるなど淘汰が進んでいる。
易観国際は、ここ最近のアウトソーシングの動きとして対日本の発展がめざましいと分析。たとえばアウトソーシングで知られる海隆軟件では対日本の業務の売り上げが対アメリカを越え、対日本だけで1億元の売り上げが見込む。また、同じくアウトソーシングで知られる大展集団は、2005年以前はアメリカからの仕事がほぼすべてだったが、2005年以降は対日本に重点を置きつつ、名古屋に第2ソフト開発センターを将来創設することを決定するなど日本の存在感が高まっている点を指摘した。
2007年第2四半期中国海外向けソフトウェアアウトソーシング市場 |
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![]() Source:易観国際,2007 |
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