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  • 【世界市場調査】中国のアウトソーシング事業、日本向けが5割超え

  • 2007/11/09 掲載

【世界市場調査】中国のアウトソーシング事業、日本向けが5割超え

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日本に限らない世界各地の市況をお届け。今回は中国のリサーチ会社、易観国際の2007年第2四半期中国海外向けソフトウェアアウトソーシング市場レポートから。
 中国のリサーチ会社、易観国際(Analysys International)は10月29日、2007年第2四半期中国海外向けソフトウェアアウトソーシング市場レポートを発表した。発表によると、中国のアウトソーシング市場は前年同期比27.72%増、前期比8.28%増の33億9500万元(約526億2000万円:1元=15.5円換算)となった。

 アウトソーシングの発注元は、日本が全体の半数以上を占める51.8%でトップ、以下欧米の29.4%、香港の10.0%と続いた。なお、この数字について、日本は前期比で1.1%増、欧米は1.1%減、香港は前期と同じであった。

 中国内の受注元を地域別で見ると、北京周辺の華北地方が34.3%と最もシェアが高く、以下大連がある東北地方が21.4%、上海周辺の華東地方が16.9%と続いた。

 ベンダー別シェアではシェアの高かったベンダー順に東軟(Neusoft:システムインテグレータ)、海輝軟件(hisoft:ソフトウェアアウトソーシング)、浙大網新(INSIGMA:ソフトウェア開発・サービス)となり、全体における上位10社のシェアは前期比で1.2%高い39.2%となるなど淘汰が進んでいる。

 易観国際は、ここ最近のアウトソーシングの動きとして対日本の発展がめざましいと分析。たとえばアウトソーシングで知られる海隆軟件では対日本の業務の売り上げが対アメリカを越え、対日本だけで1億元の売り上げが見込む。また、同じくアウトソーシングで知られる大展集団は、2005年以前はアメリカからの仕事がほぼすべてだったが、2005年以降は対日本に重点を置きつつ、名古屋に第2ソフト開発センターを将来創設することを決定するなど日本の存在感が高まっている点を指摘した。

2007年第2四半期中国海外向けソフトウェアアウトソーシング市場

Source:易観国際,2007


(山谷剛史)

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