マイクロソフト、組み込みOS最新版と開発者支援施策「SPARK」を発表

　米マイクロソフトは14日、組み込みデバイス向け最新OS、Windows Embedded CE 6.0 R2を提供開始すると発表した。また、複数のハードウェアメーカーとともに、CE 6.0とVisual Studio 2005を活用した組み込み機器開発の利点をアマチュア開発者や教育関連コミュニティに提供する施策「SPARK（スパーク）」を開始する。

　CE 6.0 R2では、Web Services on Devices API、VoIP電話機能、強化されたシンクライアントテクノロジなどを新たに搭載。Windows VistaやWindows Server 2008 上で稼働するコンピュータおよびその他のデバイスとの間のシームレスな接続を可能にする。

　また、ハードウェアとソフトウェア一式を組み合わせた開発用のシステムを、アマチュアの開発者や教育関係者向けのパッケージとして簡便かつ低価格に提供することを目的とした、新たなコミュニティ活動SPARKを開始。アカデミックプログラム以外の補完的な製品を追加することで、より広範なコミュニティでのソフトウェア開発を促す。