大日本印刷と慶応大、電子書籍等に最適な書体を自動選択可能なシステムを開発

　大日本印刷と應義塾大学の清木康研究室は共同で、デジタルコンテンツで表示する文章に関し、コンテンツの印象や文脈、状況など感性的な特長を抽出し、それを分析して、その内容にふさわしい書体を自動的に選定するシステムの研究、および基本システムの開発を行ったと発表した。

　印刷物の文章の書体は、読者に中身の理解を促進させるのに欠かせない。しかし、電子書籍などの文章は、電子機器の条件設定により、表示する書体があらかじめ決められていたりするため、内容ごとに文章にあった書体を表示するには困難な状況にあった。

　今回の開発により、デジタルコンテンツの文章をよりダイナミックな表現にすることが可能になったという。