マイクロソフト、SaaS型の利用も可能な「Dynamics CRM 4.0」日本語版を発売

　マイクロソフトは、CRM（カスタマーリレーションシップマネージメント）アプリケーションの新バージョン「Microsoft Dynamics CRM 4.0」（以下、Dynamics CRM 4.0）日本語版を、3月3日より提供開始すると発表した。

　「Dynamics CRM 4.0」は、社内設置型とホスティング型（SaaS型）の両方による提供を実現している。どちらの利用方法も同一の製品とソースコードを用いており、ホスティング型で開発した機能や蓄積したデータを社内設置型へ移行することも可能だ。

　新バージョンでの強化点として、同一サーバ上のDynamics CRMを複数か国で利用できるよう多言語・多通貨対応を行った。また、同一サーバ上に複数の企業システムを設置することが可能となり、複数企業に対するホスティングサービスの提供、また設置型におけるグループ企業展開などを実現した。社内ネットワーク内での利用のほか、インターネット接続環境からVPNを使用しないDynamics CRMへのアクセスも新たに可能となっている。