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- 2026/10/05 16:36 掲載
仏シュナイダーが米PTCを約3兆5,600億円で買収へ 全額現金、完了は2027年7~9月期
買収額にあたる株式価値は約226億ドル(約3兆5,600億円)、負債を含む企業価値は約237億ドル(約3兆7,400億円)。直近の終値(10月2日)に対するプレミアム(上乗せ率)は42.3%、過去30営業日の出来高加重平均価格に対しては46.1%という。
PTCは米ボストンに本社を置き、CAD(コンピューター支援設計)やPLM(製品ライフサイクル管理)などのソフトウェアを手がける。2025年の売上高は24億ユーロ、調整後EBITA(利払い・税・償却前利益の一種)マージンは約40%で、顧客は3万社超、従業員は7000人超。シュナイダーは2029年まで売上高とARR(年間経常収益)が年約10%伸びると見込む。
PTCの取締役会は買収を全会一致で承認し、株主に承認を勧告することを決めた。PTCのニール・バルアCEOは続投する。完了は2027年7~9月期を見込み、PTCの株主総会での承認と各国の規制当局の承認が条件となる。
シュナイダーは買収を通じて、製品や機械のデータと、プロセスやエネルギーのデータを組み合わせ、AIに使える基盤を築くと説明している。PTCが加わると、同社のソフトウェア事業はグループ売上高の約24%(合算ベースの試算)になる。
シュナイダーのオリビエ・ブルムCEOは「エネルギーと産業のインテリジェンスの新時代を主導するという我々の野心にとって、重要な一歩だ」とコメントした。PTCのバルアCEOは、シュナイダーへの参画は「世界の顧客に提供する価値の範囲と影響力を高める素晴らしい機会」だと述べた。
では、約3兆5,600億円という巨額を投じてまで、シュナイダーはなぜPTCを手に入れるのか。背景には、産業ソフトウェアを巡る各社の買収競争と、投資家の反応を映す市場の数字がある。
・シーメンス、オートデスク…PTCを巡る買い手たちの攻防
・発表後の株価と証券会社の評価、投資家は買収をどう見たか
・企業価値は売上高の約9倍、シナジーで元は取れるのか
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