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- 2026/10/13 09:26 掲載
オムロン、米OnLogicを約1,046億円で買収へ フィジカルAIプラットフォームの強化狙う
同社の発表によると、合意は日本時間2026年10月10日付。オムロンが米国に設立する子会社をInterlogicに吸収させる逆三角合併の形を取り、Interlogicはオムロンの完全子会社に、OnLogicを含む傘下企業は孫会社になる。売り手は創業者のRoeland Groeneveld氏とLisa Groeneveld氏、役職員株主167名で、全株式を一括で取得できるこの方式を採用したという。実行は2027年1月ごろの予定で、関係当局の承認などが条件となる。
オムロンは制御機器事業で、「FA機器メーカー」から、現場の機器から得たデータを活用する「GEMBA DX×フィジカルAI企業」への進化を目指している。OnLogicの産業用PCにオムロン独自の高精度制御技術を組み合わせ、次世代のフィジカルAIプラットフォームの開発を加速する。
あわせて、OnLogicの米州・欧州の顧客基盤を生かして両社製品の相互販売を進めるほか、オムロンのセンシング機器やロボティクス機器とOnLogicのIPCを組み合わせたソリューションを共同で展開する。
OnLogicは2003年の設立。構成の自由度が高い堅牢なIPCを、代理店を介さない直販中心の受注生産で提供している。従業員は301名(2026年3月24日現在)で、拠点は7カ所(うち製造拠点2カ所)。売上の9割超を米州・欧州などで計上している。
買収後もOnLogicは独立した事業として運営し、直販モデルと「OnLogic」ブランドを維持する。CEOのSean Larkin氏ら現経営陣が引き続き事業運営を担う予定だ。
Interlogicグループ(連結)の2025年12月期は、売上高が154.2百万米ドル、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)が22.6百万米ドルだった。2024年12月期は売上高122.3百万米ドル、EBITDA11.6百万米ドル。オムロンは、2027年3月期の連結業績への影響は軽微とみている。
では、オムロンはなぜ、1,046億円という価格でOnLogicを選んだのか。背景には、買収価格を直近の利益と照らしたときに浮かぶ倍率と、買収の直前に完了した事業売却がある。
・買収価格とEBITDAから割り出す、倍率の読み方
・直近1年で急回復した業績は、価格を正当化できるのか
・電子部品の売却直後に動いた、オムロンの重心移動
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