アクセンチュアがオラクルの社内に、オラクル製品のシステム導入・運用を支援する新組織を設立

　アクセンチュアと日本オラクルは8日、アクセンチュアが日本オラクル本社内に、オラクルソリューションの戦略立案からシステム導入・運用までを支援する「アクセンチュア オラクル・イノベーション・センター」を設立すると発表した。

　同センターでは当初、オラクルの統合計画ソリューション「Enterprise Sales ＆ Operation Planning（E-S＆OP）ソリューション」と、国際財務報告基準（IFRS）対応ソリューションの2つを主要領域とした活動を行う。

　E-S＆OPソリューションは、事業計画とサプライチェーン・オペレーションの連携により、経営の意思決定を、調達、製造、販売などの現場へ伝える仕組みを構築する。同ソリューションでは、ERPアプリケーション「Oracle E-Business Suite」や、需要予測管理アプリケーション「Oracle Demantra」、予実管理アプリケーション「Oracle Hyperion Planning」、ミドルウェア製品「Oracle Fusion Middleware」など、オラクルが買収した一連のアプリケーションを活用する。

　IFRS対応ソリューションパックでは、IFRS適用にあたり、経営管理業務も変革するためのシステムを構築するというもの。ERPパッケージ「Oracle E-Business Suite」、財務管理アプリケーション「Oracle Hyperion Financial Management」などのアプリケーション群を用いるという。

　アクセンチュアは2008年4月に、オラクル製品に関するスキルや、サプライチェーン管理（SCM）領域における導入実績を持つソピアの全株式を取得しており、同分野のノウハウを活かす場として、アクセンチュア オラクル・イノベーション・センターを活用するという。