- 2009/12/07 掲載
TSUTAYAなどを手がけるCCC、 オラクル製品で「Tポイント」システムを全面刷新
「Tポイント」とは、同社が運営するTSUTAYAや出前館などのほか、ファミリーマート、ブックオフ、ENEOS、ガスト、カメラのキタムラなど、62社の提携先の約3万店舗(2009年10月末現在)で共通のポイントを取得、利用できる「国内最大級」のポイントサービス。
会員数は、提携先店舗でのカード発行や各社のポイントシステムとの統合が進んだ2007年頃から増加を続け、2009年10月末現在、3,365万人に達しており、同ポイントを展開するサービスサイトは、月間トランザクション件数が1億件におよぶという。
CCCでは、こうした会員数とトランザクションの急増にともない、社会インフラとして通用する信頼性を備えたシステムへ移行するため、2008年6月、新ポイントシステム「MIPS(MIssion critical Point System:ミッション・クリティカル・ポイントシステム)」の構築プロジェクトを立ち上げ。
新ポイントシステムでは、高い信頼性と安全性、24時間365日のリアルタイムサービス、新たなビジネス展開に向けた拡張性を重視し、データベース構造やサービス機能の全面的な刷新を行った。新システムでは、旧システムよりも少ないサーバー数とCPU数でありながら、2倍の性能を持つという。
また、サブシステムとして構築したリコメンド・システムや分析システムの活用も開始。たとえば、ファミリーマートでTカードを使った会員が、TSUTAYAを最近利用していないようであれば、TSUTAYAのサービスを促す(リコメンドする)ために、レシートに割引券を印刷される。
新ポイントシステムの全面刷新においては、Tポイントシステムを利用する提携先企業への影響に配慮し、システム停止は最小限に抑え、やむをえずシステムを止める場合は事前の周知を徹底。新システムでは提携先企業の使いやすさを考慮して、インタフェースは旧システムの仕様を継続しているという。
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