- 2025/06/26 掲載
繊維関連、シキボウなど3社へ譲渡=事業売却にめど―ユニチカ
ユニチカは25日、撤退を決めた祖業の繊維事業に関し、新たにユニホーム事業を同業のシキボウに譲渡するなど、計3社と事業譲渡の基本合意書を締結したと発表した。ユニチカは既に、ポリエステル繊維の主力工場をセーレンに売却すると発表しており、一連の事業売却にほぼめどが立ったと説明している。
大阪市内で記者会見を開いた藤井実ユニチカ社長は、撤退対象事業の従業員の雇用を「最大限維持できるよう配慮してもらう」と説明。同席した尻家正博シキボウ社長は「ユニチカの優秀な社員たちと新事業に挑戦していきたい」と期待を示した。
ユニホームのほか、コットン不織布を製造する垂井事業所(岐阜県垂井町)は、衛生用品の製造機械を手掛ける瑞光に、合繊紡績子会社のユニチカスピニング(長崎県松浦市)は、繊維製造業のカワボウ(岐阜市)に譲渡する。
【時事通信社】 〔写真説明〕ユニチカ大阪本社が入るビル=大阪市中央区
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR