フリービットは3日、子会社のメディアエクスチェンジと共同で、IPv6に標準対応した仮想化技術を採用した“仮想データセンター”サービス「MeX VDC」（VDCはVirtual Data Centerの略）を発表した。自分専用のデータセンターを、デスクトップパソコンから操作しているかのように利用できるという。

　 一般法人向けサービスとしては、中規模/大規模システム向け仮想データセンター「ENTERPRISE-FARM」と、ライトユース向け仮想専用サーバサービス「ENTRY-VPS」を用意する。また、クラウドサービスの提供を検討するインターネットサービス事業者向けのサービスとして、「VPS-BOX」という仮想化システムパッケージも用意されている。

　これらのサービスを利用することで、ハウジングサービスなどを使ってデータセンター設備を自社で調達せずとも、低リスクでクラウドサービスおよびクラウドビジネス、クラウドデータセンターサービスを展開できるという。また、サービスはIPv6に標準対応しており、今後のIPv6への移行もスムーズに行えるとしている。