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  • 2010/04/23

Twitterを追う新興サービスで浮かび上がる問題【○○はビジネスになるか(9)】

場所情報共有の「Foursquare」、買い物情報共有の「blippy」など

マイクロブログ「Twitter」が大人気だ(参考リンク:Twitterとは何か?)。最近では、携帯電話会社のトップと所管大臣がTwitter上で論争するという出来事まであって話題になった。米国では、このTwitterの成功に勢いを得て、“Twitterライク”なサービスが活発だ。今回は、この中でも場所情報を共有する「Foursquare」と、買い物情報を共有する「blippy」に注目するとももに、MIT教授アレックス・ペントランド氏らが指摘するこうしたサービスの課題点をご紹介しよう。

行宮翔太

行宮翔太

ローカルTV記者、全国紙記者を経て、ITやビジネス分野のライティングを手がける。NTTPCコミュニケーションズ運営時のCNET、(株)ガリレオの「Infostand」などで執筆。四半世紀以上前に数年間住んだインドが“IT先進国”になったことを、どうしても信じられない。

今どこにいる?サービス「Foursquare」

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今どこにいる?サービス「Foursquare
 Twitterのキャッチフレーズは「What's happening?」(いまどうしてる?)だ。現在、その後を追うもので最も注目されているのは「今どこにいる?」の位置情報ソーシャルサービス「Foursquare」だろう。Foursquareは、GPS機能を持ったスマートフォンや携帯電話から、自分の現在位置を報告して他のユーザーとWeb上で共有できるサービスだ。“次のTwitter”との呼び声も高い。

 Foursquareでは、自分の現在位置を報告することを「チェックイン」と呼ぶ。iPhone、Androidなどスマートフォン用アプリが用意されており、どこからでもワンタッチでチェックインができる。ユーザーはチェックインするたびに、デジタルデータの「バッジ」や「ポイント」という“ご褒美”をもらえる。

 位置情報機能を利用したモバイル向けサービスだが、単にグルメスポットを探すようなものではない。それ自体がゲーム仕立てになっていて、ユーザーにいろんな場所を訪ね、行動するように促すのが特徴だ。スタートから1年たった今年3月のデータでは、ユーザー数50万人、チェックイン数1550万、発行されたバッジは100万に達したという。Yahoo!が買収を検討しているという噂も出ている。

 ソーシャルと位置情報の組み合わせは、進化が進むモバイル端末(スマートフォンなど)によく合う。同様の「チェックイン」方式のゲーム的サービスとして、「Gowalla」や「MyTown」(運営はBooyah)などがあとを追っている。日本でも“位置ゲー”と呼ばれる「コロプラ」や、「セカイカメラ」(運営は頓知・)などのサービスも位置情報とモバイル端末を組み合わせたサービスの成功事例と言えるだろう。

友達は何を買ってる?サービス「blippy」

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友達は何を買ってる?サービス「blippy
 もっと大胆に、クレジットカードなどでの物品購入情報を共有するのが2009年11月に設立された「blippy」だ。キャッチフレーズは、「What are your friends buying?」(友達は何を買ってる?)。カードのアカウントとeコマースサイトをつないで、ユーザーが何かを買うたびにプロフィールページに情報がアップされ、これに他のユーザーがコメントを付けられる。友人が買った値段も分かるため、値下げ交渉の材料になって便利という。

 オークションや製品レビューなど、買い物はWebのメインコンテンツの一つだが、blippyは買ったものと値段を自動的に公開して、これをネタにみんなで盛り上がろうというサービスだ。「人が何を買ってるか」という興味に答えるもので、クレジットカードのアカウントのほかに、iTunes、Amazon、eBayなどのオンライン購入サイトを登録できる。

 blippyの「フォロー」の仕組みやユーザーインターフェイスはTwitterに似ており、Twitterを意識して作られていることを感じさせる。ちなみに、Twitterの共同創設者であるエヴァン・ウィリアムズ氏も出資者に名を連ねている。

 こうした「どこにいる」「何を買った」といった情報は、Twitterでもブログでも、本人が書き込みさえすれば公開はできるのだが、Foursquareやblippyは、これらを自動化して、ゲーム性を盛り込んだところが新しい。

 華々しいところばかりが注目される、これらの“Twitterライク”なサービスだが、実は共通して新たな課題も抱えている。

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