日本オラクルは、SaaS型CRMアプリケーションの最新版「Oracle CRM On Demand R18」を21日より提供開始すると発表した。Oracle CRM On Demandは、企業において顧客との接点となるマーケティング、営業、コンタクトセンター、フィールドサービスにおける業務を包括的に提供するSaaS型のCRMアプリケーション。

　最新版では、同社のセキュリティ製品「Oracle Database Vault」に対応し、顧客データの保護がより一層強化されているほか、VPN接続や暗号化、アクセスコントロール、監査も可能となるなど、セキュリティ機能が強化されている。

　また、ユーザー数200名、契約期間36か月以上の顧客を対象に、迅速で円滑な導入やアップグレードを支援する無償のサービス「Oracle CRM On Demand Services」を提供開始。同サービスでは、オラクルの技術者による導入支援、有効的な活用を促すための4か月に1回の調査と報告、さらにOracle CRM On Demandの機能の適切かつ効果的な利用を促すトレーニングを提供するという。

　さらにCRM業務を支援する新機能として「Oracle CRM On Demand Business Planning」を追加。同機能は。営業活動を実行するにあたり必要となる、ターゲット顧客の選定、提案する製品、売り上げ見込みなどを計画するもの。同機能により作成された営業計画を「Oracle CRM On Demand」のマーケティングや営業支援の機能に反映させ、実行することが可能という。

　対応ブラウザはMicrosoft Internet Explorer 6以上またはFirefox 2.0以上、価格は1ユーザーあたり月額8,559円(税込)からとなる。