- 会員限定
- 2013/02/01 掲載
関西流ベタベタIT商法の挑戦94~下駄屋のビジネスモデルでヒットを連発
合同会社 関西商魂 代表 中森勇人
中森勇人(なかもりゆうと)
経済ジャーナリスト・作家/ 三重県知事関東地区サポーター。1964年神戸生まれ。大手金属メーカーに勤務の傍らジャーナリストとして出版執筆を行う。独立後は関西商法の研究を重ね、新聞雑誌、TVなどで独自の意見を発信する。
著書に『SEとして生き抜くワザ』(日本能率協会)、『関西商魂』(SBクリエイティブ)、『選客商売』(TWJ)、心が折れそうなビジネスマンが読む本 (ソフトバンク新書)などがある。
TKC「戦略経営者」、日刊ゲンダイ(ビジネス面)、東京スポーツ(サラリーマン特集)などレギュラー連載多数。儲かるビジネスをテーマに全国で講演活動を展開中。近著は「アイデアは∞関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント(TKC出版)。
公式サイト http://www002.upp.so-net.ne.jp/u_nakamori/
困ったときの逆張り商法
実は、澤野工房はジャズ界では知る人ぞ知る有名なレーベル。ケニー・バロンやブライアン・ブレイドなどの大御所から新人のミュージシャンまで、幅広いアーティストのアルバムを手掛けている。では、なぜ履物店がジャズレーベルを始めることになったのか。きっかけは32年前にさかのぼるという。「弟が、ジャズのレコードを求めてヨーロッパへ出かけているうちにフランス人女性と結婚しました。ところが、いざ移住してみると仕事がない。そこで、日本製のジャズのレコードを輸出し、弟を介してヨーロッパのジャズレコード店に売ることにしました。右も左もわからないなかで、国内大手のレコード会社と直談判したのですが、意外にもOK。日本製はジャケットがきれいで音質が良いと評判になり、ヨーロッパ各地から注文が殺到。これを機にミュージシャンやプロデューサー、レコード会社とのネットワークができたのですから、思い切ってやってみるものですね」。
しかし話はここで終わらない。やがてレコード盤はコンパクトディスク(CD)になり、輸出事業からの撤退を余儀なくされる。ここで澤野社長は逆張り商法を繰り出し、レコードの輸出からCDの輸入に切り替えたのだ。
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
中堅中小企業・ベンチャーのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR