• 2022/11/30 掲載

午後3時のドルは138円半ばで売買交錯、11月は6年半ぶりの大幅円高

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から小幅安の138円半ば。月末で実需の売り買いが交錯した。市場では、11月月間のドル/円の下落率が6年半ぶりの大きさとなる見通しとなったことが話題となった。

ドルは朝方に日中高値となる138.95円をつけた後、仲値公示後にきょうの安値となる138.45円まで下落した。輸入企業のドル買いと、輸出企業の売りがぶつかり合った。「輸入企業は必要分のドル確保にとどまり、137円台を割れないと本格的な押し目買いも入りづらくなっている」(国内銀行)という。

実需の売買が一巡した後はこう着。米国時間のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとして、手控えムードが広がった。

「タカ派的な発言には反応しやすく、ドルは140円方向を目指す動きになりやすい」と、りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、田中春菜氏は指摘する。ただ、ドルは上値の重い展開が続いており、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見るまでは、しっかりとした方向感は出てこない可能性もあるとみる。

きょうのニューヨーク市場終盤のレートが現在と同水準だと、今月月間のドル/円は前月末の148.75円から6.92%の下落と、2016年2月以来およそ6年半ぶりの大幅なドル安/円高を記録することになる。

主因は米国で行われている急速な利上げが今後鈍化するとの見方が強まり、ドルが広範に売られたこと。それでも、年初来の円の下落率は現在の水準で16.93%と、主要通貨間で今年、最も大きくドル高が進んだことに変わりはない。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 138.46/48 1.0347/51 143.29/33

午前9時現在 138.74/76 1.0322/26 143.22/26

NY午後5時 138.94/97 1.0337/41 143.26/30

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます