- 2022/12/01 掲載
英HSBCがNZ事業売却の可能性、英国で114支店閉鎖へ
HSBCは世界各地をカバーする支店網を構築してきたが、運営コストがかさみ、それぞれの地域での競争にさらされたため、利益率が低下。またリテール部門は、支店維持の必要がなくコストの安いデジタル専業銀行の攻勢を受け、収益が圧迫されている。
こうした中でHSBCの広報担当者は「多くの組織と同じように、HSBCも長期的なネットワーク事業の最適化を図るための見直しを定期的に行っている」と述べ、ニュージーランド事業については売却を含めたさまざまな選択肢を検討中だと認めた。
英国内の支店は来年4月以降に114店を閉鎖し、全体で327店となる。支店数は2017年時点で625店、16年は965店だった。
労働組合は閉鎖対象のうち108店で顧客が近くに立ち寄れる店舗がなくなると批判しているが、HSBCはオンラインサービス利用者の増加などに対応した措置だと説明した。
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