６０００円以上の賃上げ要求＝旅客回復で過去最高―航空連合

航空業界の労働組合で構成する航空連合は２６日、２０２３年春闘の要求方針を発表した。月例賃金は、基本給を底上げするベースアップ（ベア）を軸に６０００円以上の改善を求める。要求額は１５年春闘（５０００円）を上回り過去最高。

新型コロナウイルスの水際対策緩和で旅客需要が回復傾向にある中、人材確保が課題となっていることや物価上昇による家計負担の増加を踏まえた。具体的な要求額を設定するのは３年ぶりで、内藤晃会長は同日の記者会見で、「航空産業が復活を遂げるためには『人への投資』が最優先事項だ」と強調した。

【時事通信社】