• 2023/02/04 掲載

回転ずしチェーン、対策強化=アクリル板、カメラで監視も―迷惑行為撃退へ

時事通信社

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迷惑行為がインターネット上に相次ぎ投稿される事態を受け、回転ずしチェーン各社が対策強化に乗り出した。接客などで進む機械化の隙を突かれた形だが、深刻な人手不足を背景に従業員を増やすことは簡単ではない。アクリル板の設置や監視用カメラの改修など、マンパワーに頼らない工夫で行為の撃退を目指す。

男性客がしょうゆのボトルに口をつける動画が拡散した「スシロー」。注文された商品のみをレーンに流し、自由に取れる商品はなくした。テーブルに備え付けの食器や調味料は、客が希望すれば消毒済みのものと交換する。今後はテーブル席とレーンの間にアクリル板を順次設置し、誤って商品に触れないようにする方針だ。

皿を抗菌カバーで覆っている「くら寿司」は、客がいったん取った皿を再びレーンに戻す動画が投稿された。現在も取った皿の枚数が分かるようにレーン上部にカメラを設置しているが、今後は戻す行為も検知できるようにカメラのシステムを改修する。運営会社は「これまではお客さまとの信頼関係で成り立っていたのだが」と困惑を隠さない。

「かっぱ寿司」は「防犯カメラ作動中」と書かれたポスターを張り、カメラでの監視を徹底。すしを覆うカバーの導入も検討しているという。他人のすしにわさびを付ける動画が拡散した「はま寿司」も「対応を検討中」(広報担当者)という。

外食業や小売業は、人手不足を補うためレジや接客の機械化を急いでいる。セルフレジの導入を進める大手コンビニエンスストア関係者は、来店者の悪意ある行為について「100%防ぐことはできない」としつつ、「積極的なあいさつや清潔な売り場により、迷惑行為をやりにくくすることはできる」と話している。

【時事通信社】 〔写真説明〕今後「スシロー」の店舗に順次設置されるアクリル板(フード&ライフカンパニーズ提供) 〔写真説明〕「くら寿司」の抗菌すしカバー(同社提供)

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