• 2023/02/08 掲載

EUが「永遠に残る化学物質」禁止案、業界に代替物確保求める

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[7日 ロイター] - 欧州連合(EU)は7日、「永遠に残る化学物質(フォーエバーケミカル)」と呼ばれるPFAS(フッ素化合物)の使用を禁止する草案の検討を開始した。化学業界への広範な規制になる可能性がある。

PFASは、極端な温度や腐食に長期間耐えられることから、航空機、自動車、繊維製品、医療機器、風力発電機など、さまざまな製品に使用されているが、がん、ホルモン機能障害、免疫システムの低下などの健康被害や、環境破壊をもたらすと指摘されている。

草案策定に携わったドイツ、オランダ、デンマーク、スウェーデン、非EU加盟国ノルウェーの5カ国は共同声明で、承認されれば「欧州最大級の化学物質規制」になるとし「PFASを禁止すれば、長期的に環境中のPFASの量を減らし、製品やプロセスの安全性を高められる」と述べた。

草案によると、企業に代替物質の確保を命じる。使用目的や入手可能性に応じて18カ月から12年の移行期間を与える。

規制の施行には数年要する見込み。

欧州化学品庁(ECHA)の2つの科学委員会が、規制案がEUの化学物質規制に適合しているか審査し、その後、科学的評価や業界との協議を行う予定。ECHAは、2委員会は通常12カ月で結論を出すが、それより長引く可能性があると指摘している。

PFASを製造ないし使用する企業は、ドイツのBASF、バイエル、メルク、米3Mなどがある。

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