クレディ・スイスの新投資銀行、米アポロなどが出資検討＝関係筋

[７日 ロイター] - 米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントなど複数の金融機関が、スイスの金融大手クレディ・スイスの新投資銀行「ＣＳファーストボストン（ＣＳＦＢ）」への出資を検討していると、事情に詳しい関係筋がロイターに語った。

関係筋によると、アポロは、ＣＳＦＢへの出資についてクレディ・スイスから打診があったが、まだ決定はしていないという。

７日付の米ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）は、関係者の話として、アポロがＣＳＦＢへの出資に向けて交渉中と報じたが、協議は決裂する可能性もあるとしている。

クレディ・スイスは、収益性を回復するために抜本的な改革を進めている。今後は富裕層向けの資産運用に注力する方針で、投資銀行事業を担うＣＳＦＢの設立を決めた。

ロイターの６日の報道によると、クレディ・スイスはＣＳＦＢ向けに５億ドルの出資獲得を目指している。ＣＳＦＢをより専門的なサービスを提供する「スーパーブティック」として投資家に売り込み、最大３５億ドルへの収入増を見込んでいることも分かった。