仏銀ソジェン、第4四半期利益が予想上回る　貸倒引当金増加

［パリ　８日　ロイター］ - フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラル（ソジェン）が８日発表した第４・四半期決算は純利益が予想を上回った。

貸倒引当金を積み増したが、法人・投資銀行部門が好調だった。

純利益は１１億６０００万ユーロ（１２億４０００万ドル）。ビジブル・アルファがまとめた市場予想は８億３４００万ユーロだった。

前年同期で３５％の減益となった。不透明な経済環境を背景に貸倒引当金を５倍近く引き上げ４億１３００万ユーロとした。

収入は４％増の６８億９０００万ユーロ。ビジブル・アルファがまとめた市場予想を上回った。

債券・トレーディング部門は不安定な市場を背景に５６％の増収。

２０２５年の財務目標は据え置いた。経費率の目標は６２％未満、有形株主資本利益率（ＲｏＴＥ）の目標は１０％。

２３年は４億４０００万ユーロの自社株買いを計画。１株当たりの現金配当は１．７０ユーロとした。