- 2023/02/10 掲載
米新規失業保険申請、1.3万件増の19.6万件 労働市場は依然逼迫
ロイターがまとめた市場予想は19万件だった。
ITや金利に敏感な金融・住宅産業で人員削減が目立っているものの、失業保険申請件数は低水準にとどまっている。パンデミック(世界的な大流行)時に採用難を経験した企業が、総じて解雇に消極的になっているとみられる。
一方、エコノミストは、退職金受け取りにより失業保険の申請が後ろ倒しになっていると指摘する。また、季節調整要因により失業保険申請件数が少なくなっているとの見方もある。
ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏は「季節調整要因の改定が春に発表されれば、申請件数は上方修正されると予想している」と指摘した。
1月28日までの1週間の継続受給件数は前週比3万8000人増の168万8000人となった。
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