日銀正副総裁の所信聴取、参院は27日実施で調整＝関係筋

［東京　１３日　ロイター］ - 政府が１４日に国会に提示する日銀の正副総裁候補に対し、参院は２７日に議院運営委員会を開いて所信聴取と質疑を行う方向で調整している。複数の政府・与党関係者が明らかにした。

政府は１４日午前１１時に日銀の黒田東彦総裁ら３人の後任人事案を国会に提示する。１０日の与野党国対委員長会談で決まった。衆院での所信聴取は２４日に実施する方向。参院での日程は未定だった。

日銀の正副総裁人事は衆参両院の同意が必要な人事案件。黒田総裁は４月８日、雨宮正佳副総裁と若田部昌澄副総裁は３月１９日に任期満了を迎える。

政府は、新しい総裁に植田和男・元日銀審議委員、副総裁には氷見野良三・前金融庁長官、内田真一・日銀理事を起用する方針。

（竹本能文）