- 2023/02/20 掲載
米政策金利の見通し上振れで投資家の慎重姿勢強まる=BofA
この週は新興国市場の債券ファンドから7億ドルが流出、過去14週間で最大の売り越しとなった。高利回り債ファンドからは過去8週間で最大となる26億ドルが流出。テクノロジーファンドは11億ドル売り越され、昨年9月以降で最大の売り越しを記録した。
予想より強い内容だった米雇用統計や小売売上高、物価指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が政策金利をどの程度まで上げるかの見通し水準が切り上がり、リスクの高い株式や新興国市場の資産には逆風となった。
BofAは、これらの統計から「FRBが今回の金融引き締めサイクルで実施した合計450ベーシスポイント(bp)の利上げにもかかわらず、FRBの使命はほとんど達成されていない」ことが示されたとした。
一方で債券には55億ドル、キャッシュには10億ドル、株式には3億ドル、金には4500万ドルの資金がそれぞれ流入した。
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