- 2023/02/24 掲載
ECB、3月以降も大幅利上げ必要になる可能性=独連銀総裁
ユーロ圏の総合インフレ率はピークの水準を大幅に下回っているものの、基調的な物価上昇率は先月、過去最高の5.3%を記録した。ECBの目標である2%を超えた物価上昇が続く可能性が強まっている。
ナーゲル氏は「コアインフレ率は3月以降も非常に高い水準にとどまる見通しで、その後もごく緩やかにしか鈍化しないだろう」と指摘。「3月以降も大幅利上げが必要になる可能性は排除できない」とした。
ECBは既に、3月に50ベーシスポイント(bp)の利上げを行うことを示唆している。市場は夏の終わりまでにさらに75bpの利上げがあると見込んでいる。
ナーゲル氏は、現在の金利水準が景気抑制的だとは思わないと強調した上で、金融引き締めの早すぎる停止は「誤り」との見方を示した。
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