［２８日　ロイター］ - カナダのスポーツ衣料大手ルルレモン・アスレティカが２８日発表した第４・四半期（１１─１月）決算は、特殊要因を除く１株利益が４．４０ドルとなり、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の４．２６ドルを上回った。

消費者は根強いインフレを背景に衣類など裁量支出の削減を余儀なくされているが、ルルレモンの富裕な顧客は高価格帯のヨガウェアなどへの支出を抑えていない。

同社は過剰在庫を一掃するため値引きを増やしたものの、同社の売れ筋製品と中核製品はなお定価で販売されており、アナリストは値引きがシューズやバッグなどが中心だと指摘した。

ただ値引きを増やしたことで第４・四半期の粗利益率は３００ベーシスポイント（ｂｐ）低下の５５．１％となった。２０２２年末時点の在庫は５０％増の１４億ドルに上った。

今年通期の売上高について同社は９３憶─９４億１０００万ドルと予想し、アナリスト予想の９１億４０００万ドルを超えた。通期１株利益予想は１１．５０─１１．７２ドルとし、アナリスト予想の１１．２６ドルを上回っている。