- 2023/04/03 掲載
バリューアクト、セブン&アイにコンビニ分離しない理由の説明要求
セブン&アイ株の4.4%を保有するバリューアクトは書簡で、同社の「経営陣およびガバナンスに対して信頼を構築することができていない」と指摘。このところの経営陣のコミュニケーションによって同社の「保身」に対する懸念が強まったとした。
書簡について、セブン&アイからコメントは得られていない。バリューアクトは追加のコメントを控えた。
バリューアクトはセブン&アイが先月発表した「コングロマリット構造の現状維持」が「市場に混乱と失望を与え」たと批判し、6日の決算説明会で9項目の質問に回答を求めた。
9項目には、取締役会が現在のコングロマリット構造に関する株主の不満を認識したのかや、多角化で企業価値の評価が下がる「コングロマリットディスカウント」を取締役会が推定したのかといった質問が含まれた。
セブン&アイとしてどのような戦略的選択肢を検討したのかや、コンビニ事業セブンイレブンの「タックスフリー・スピンオフ(分離)」を進めない理由についても回答を求めた。
過去5年間において会社全体に対する何らかの買収提案を認識しているのかも問いただした。
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