- 2023/04/08 掲載
中国、貨物機と長距離旅客機発注は「時期が来たら検討」
欧州航空機大手エアバスの大型機の大量発注が見込まれていたが、中距離路線向けの主力機「A320neo」と比べると控えめになることを示唆した。中国では、A320neoの生産能力を倍増させている。
声明では「中国の航空輸送と航空機の市場回復と進展に応じ、時期が来たら両国は中国の航空会社の貨物輸送と長距離輸送の必要性を検討する」と表明した。
エアバスが既に中国に販売したA320neo150機とワイドボディー機「A350」10機の引き渡しが承認されたことも歓迎した。今回の訪問中に新たな航空機の発注は発表されなかった。
エアバスはA350の貨物機版を売り込んでおり、中国へのワイドボディー機の販売拡大にも意欲的だ。2021年には中国にA350完成センターを開設した。
欧州と中国の規制当局は、エアバスのヘリコプター「H175」、フランスの同業ダッソー・アビエーション のビジネスジェット「8X」、中国のターボプロップ機「ハルビンY―12F」の認証作業を加速することも発表した。
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