- 2023/04/08 掲載
米債券市場で利回り上昇、堅調な米雇用統計で追加利上げ観測
米労働省が7日発表した3月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は23万6000人増と市場予想を下回ったものの、堅調なペースを維持した。失業率は2月の3.6%から3.5%に低下し、労働市場の逼迫を示した。
アクション・エコノミクスのグローバル債券マネジングディレクター、キム・ルパート氏は「今回のデータはFRBが5月に0.25%ポイントの利上げを実施するとの見方を維持するものだ」と指摘。「われわれは6月にも0.25%ポイントの利上げが実施されると予想しているが、今回の数値はその予想にも合致する」と述べた。
2年物利回りは17.2ベーシスポイント(bp)上昇の3.993%。
10年債利回りも12.3bp上昇の3.413%となった。
今回の雇用統計では3月の賃金上昇率が前年同月比4.2%と2月の4.6%から低下。アメリプライズ・フィナンシャル・サービシズ(ミシガン州)のチーフエコノミスト、ラッセル・プライス氏は、労働市場は逼迫しているとしながらも、平均時給が予想ほどではなく「賃金インフレが緩和され、追加利上げの必要性が薄れてきていることはFRBには心強い」と述べた。
CMEのフェドウォッチによると、FRBが5月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利上げを決定する確率は67%と6日の49.2%から上昇した。
2・10年債の利回り格差はマイナス52.8bp。
30年債利回りは8.3bp上昇の3.623%となった。
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.396%、10年物が2.26%。
インフレ期待指標として注目されるドル建て5年先5年物インフレスワップは2.453%だった。
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