- 2023/04/10 掲載
UBSのCS買収手続きに「障害なし」、スイス財務相が見解
スイスの議会は10日の週に、当局の介入により特例措置を通じて株主承認を得ずに決まった買収を審議するための臨時議会を開く。
当局は約2600億スイスフラン(2870億ドル)の流動性支援と政府保証を行う意向を示しており、幹部に高額のボーナスを支払い続けたクレディ・スイスに税金を使い過ぎているとの批判が出ている。
ケラーズッター氏は、政府保証に関してUBSとなお交渉を続けていると明らかにした上で「政治家がこの買収を危険にさらすことは全く望んでいないという印象を受けた」と説明し、「現時点で障害は見当たらない」と語った。
「スイス連邦会議(内閣に相当)の第一目標は、国内の経済と金融センターの安定を確保し、国際金融危機を防ぐ」ことだったとし、「現状下では最善の選択」で、国や納税者の負担を最小限にとどめたと強調した。
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