- 2023/04/11 掲載
米エネルギー省、EV燃費換算値の引き下げを提案
米国では各メーカーが、新車販売台数の加重平均燃費に基づいて計算された基準(企業平均燃費基準=CAFE)を達成することが義務付けられ、達成できない場合はクレジットを購入するか、罰金を支払わなければならない。
エネルギー省が目指しているのは、EVとプラグインハイブリッド車(PHV)に適用するこの計算方法と換算値「MPGe」の大幅な改定だ。
環境団体は2021年、EVの燃費を過度に高く見積もれば、比較的少数のEVで基準をクリアできるので、実際にメーカーが販売する自動車全体の平均燃費改善につながらないと主張し、換算値の修正を要望した。
一方、主要自動車メーカーの団体は昨年、換算値引き下げは影響範囲が大きく、EV普及の足を引っ張りかねないと警告した。ただテスラは環境団体の意見を支持している。
今回のエネルギー省の提案によると、例えば現在の換算値が380.6MPGeのフォルクスワーゲンの「ID.4」は107.4MPGeに、フォードの「F-105」は237.1MPGeが67.1MPGeに下がる。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR