• 2023/04/11 掲載

午前の日経平均は続伸、円安が支援 バフェット氏の「追加投資」思惑も

ロイター

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[東京 11日 ロイター] - 11日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比380円20銭高の2万8013円86銭と続伸した。米半導体株高を受けて関連株が堅調だったほか、日銀の早期政策修正への思惑が後退し、輸出関連株が支援された。終盤には米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の日本株への強気な見方が一部で報じられ、思惑から株価が一段高となる場面もあった。

日経平均は260円高で寄り付いた後も上値を伸ばした。日銀の植田和男新総裁が前日の会見で緩和継続の姿勢を示したことが、相場を支援した。ドル/円は会見中からドル高/円安に振れて、足元でも133円前半で前日から円安となっている。自動車などの輸送用機器や電気機器、機械といった銘柄群で堅調な動きが目立った。米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の上昇を受けて、半導体関連や電子部品が堅調に推移したことも指数を押し上げた。

前場の終盤にバフェット氏が日本株に「追加投資を検討」と報じられて思惑から買いが入って、5日以来となる2万8000円台を回復した。一時400円超高に上昇した。市場では「日本株に強気な見方が伝わり、全体相場にとっても支えになった」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との声が聞かれた。日銀の早期政策修正の思惑の後退を受けて朝方にさえなかった銀行株もプラスに転じた。

一方、その後は前引けにかけて伸び悩んだ。「株価はグローバルの景気の秋以降の回復を先取りしすぎている感がある。米景気への警戒は根強い。2万8000円台から上では上値追いに慎重になりやすい」(北沢氏)との見方も出ていた。

TOPIXは0.94%高の1995.20ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆1803億7800万円だった。東証33業種では、値上がりは商社を含む卸売や、精密機器、電気機器など30業種で、値下がりは空運や水産・農林、医薬品の3業種だった。

東京エレクトロンが大幅高となったほか、本田技研工業がしっかり。バフェット氏に関する報道を受けて三井物産が急伸した。ファーストリテイリングは年初来高値を更新した。一方、ディフェンシブ株は弱く、武田薬品工業はさえなかった。アサヒグループHLDGは小安い。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1385銘柄(75%)、値下がりは354銘柄(19%)、変わらずは96銘柄(5%)だった。

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