- 2023/04/11 掲載
「緩和継続」で円安・株高=長期金利は小幅低下―東京市場
11日の東京市場で円安・株高が進んだ。日銀の植田和男総裁が10日夜の就任記者会見で、大規模金融緩和を当面継続する姿勢を示したためで、円相場は1ドル=133円台に下落。日経平均株価は一時、前日比400円を超えて値上がりし、2万8000円台を回復する場面があった。長期金利の指標となる新発10年物国債(第370回債)の流通利回りは、一時0.445%へ0.015%低下(債券価格は上昇)した。
植田氏が長短金利操作について「継続が適当」と述べたことを背景に、早期の政策修正観測が後退した。外国為替市場では、米労働省が7日発表した3月の雇用統計をきっかけに米国の追加利上げ観測が強まっていたため、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが進んだ。
【時事通信社】
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