韓国・現代自グループ、国内ＥＶ産業に180億ドル投資へ　30年まで

[ソウル １１日 ロイター] - 韓国の現代自動車グループは１１日、２０３０年までに国内の電気自動車（ＥＶ）産業に２４兆ウォン（１８１億４０００万ドル）を投資する計画を発表した。

投資計画は傘下の起亜にとって初となるＥＶ専用工場の起工式に合わせて明らかにされた。この起工式には韓国の尹錫悦大統領も出席した。

新工場はグループにとって約３０年ぶりの国内工場。２５年に生産を開始する予定だ。

グループは３０年までに国内の年間ＥＶ生産を１５１万台に、世界生産を３６４万台に高める方針も示した。

起亜によると、新工場には約１０兆ウォンを投じ、最初の通年で１５万台を生産する方針。市場環境に沿って生産を拡大する可能性があるという。

大統領府によると、尹氏は国内自動車産業支援に向けた今年上半期の包括的措置を約束。また、３０年までに生産能力を５倍に引き上げるため、政府は国内のＥＶ設備投資を対象に税制優遇を拡大する。