• 2023/04/12 掲載

中銀はインフレ対策継続を、安定リスクは抑制=IMFチーフエコノミスト

ロイター

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[ワシントン 11日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏はロイターのインタビューで、中央銀行は金融安定リスクのためにインフレ対策をやめるべきではないとの見解を示した。金融安定リスクは「非常に抑制されている」ように見えると指摘した。

グランシャ氏は米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中央銀行)などの主要中央銀行は既に利上げサイクルのピークが近づいていると言及。「その点からすればインフレがもう少し根強いと分かった場合、もう少し取り組む必要があるかもしれない」としつつ、最近の金融の混乱で銀行の貸し出しが控えられる可能性が高く、それがより積極的な利上げをしなくても経済を冷やすことで「中銀の仕事を肩代わりする」可能性があると説明した。

グランシャ氏は中銀によるインフレ対策継続を強く主張。もしも安定リスクに基づいて現在の金融政策を調整すれば「インフレ対策を十分に取り組んでいないことを意味し、それ自体が問題を引き起こすことになる」と強調した。

さらにグランシャ氏は「金融政策の道筋と金融の安定があり、この2つは別々に考えることができる。それらが現時点で引き続き正しい政策の組み合わせだと考えている」と語った。

7日発表された3月の米雇用統計が堅調で失業率が3.5%に低下したことなどを受け、グランシャ氏は米経済は驚くほど強固で、FRBが過度な金融引き締めをしたとの証拠はほとんどないと指摘した。

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