- 2023/04/12 掲載
下振れリスク警戒継続、ウクライナ戦争や銀行緊張で=米財務長官
イエレン長官は国際通貨基金(IMF)と世銀の春季会合の冒頭記者会見向けの原稿で、世界経済は昨秋に見込まれていたよりも良好な状態にあり、エネルギー・食品価格は安定し、サプライチェーンを巡る圧力は引き続き緩和されていると述べた。
米銀行システムは引き続き強固で健全な資本と流動性を維持しており、世界金融システムは2008年の金融危機後に実施された大幅な改革により弾力的と指摘。「それでもなお下振れリスクへの警戒は怠らない」と言明し、春季会合では銀行の動向を巡る討議を続けたいという考えを示した。
ロシア産原油製品に対する価格上限はロシアの主要な収入源に打撃を与えると同時に世界のエネルギー市場安定化の一助となっていると述べた。
米国内情勢については、労働市場は堅調に推移し、インフレは過去半年で鈍化したものの依然高すぎると指摘した。
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