- 2023/04/12 掲載
利上げ巡り慎重さと忍耐必要、銀行セクターの緊張踏まえ=シカゴ連銀総裁
金融セクターがストレスにさらされている状況下では、適切な金融政策には「金融ストレスが実体経済に及ぼし得る影響を評価するための慎重さと忍耐が求められる」と述べた。
インフレは2%の目標に向け十分に低下しておらず、雇用の伸びも堅調で、より積極的な引き締めが正当化されるように見えるものの、米地銀2行の破綻は金融ストレスを引き起こし、実体経済に重大な影響を与える可能性があると指摘。「金融に絡む逆風の方向性を巡る不確実性を踏まえると、われわれは慎重になる必要がある」とし、「これら逆風がどの程度インフレ抑制に寄与するかを見極めるまで、一段のデータを収集し、過度な積極的な利上げに注意する必要がある」と述べた。
同時に、市場が想定しているような今年後半の利下げを提唱しているわけではないとも強調した。
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