- 2023/04/12 掲載
NY外為市場=ドル下落、12日のCPI待ち
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。投資家は、物価上昇圧力が弱まっているか否かを見極めたいとして、12日発表の米3月消費者物価指数(CPI)を待つ姿勢を見せた。
OANDA(ニューヨーク)のシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「誰もが、ディスインフレのプロセスが戻ってくるのか、それが米連邦準備理事会(FRB)の政策過程を複雑にするのかを感じ取ろうとしている」と指摘した。
FRBは5月2─3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを行い、6月にはいったん停止する可能性が高いとみられている。市場はFRBが年末までに利下げを行うとの見方だが、FRB幹部は高金利を維持する必要性を強調している。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は11日、FRBがあと1回の0.25%ポイントの利上げを実施するという見通しは妥当な出発点としつつも、政策の道筋は入手されるデータ次第という認識を改めて示した。
ドル指数は0.26%安の102.20。ユーロは0.41%高の1.0906ドルだった。欧州債券利回りが上昇したこともユーロ高を後押しした。
ドル/円は0.08%高の133.73円。日銀の植田和男新総裁が大規模刺激策の縮小を急がない姿勢を示したことを受けた。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.9%上昇し3万0219ドル。10カ月ぶりに3万ドルの節目を突破した。
ドル/円 NY終値 133.65/133.68
始値 133.03
高値 133.80
安値 132.98
ユーロ/ドル NY終値 1.0910/1.0914
始値 1.0922
高値 1.0927
安値 1.0896
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