• 2023/04/12 掲載

サンマ不漁、沖合移動原因か=温暖化で海洋環境変化

時事通信社

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歴史的なサンマの不漁について、国立研究開発法人水産研究・教育機構(横浜市)は、地球温暖化で海洋環境が変化し、サンマが東の沖合に移動したことが原因とする調査結果を公表した。餌不足による成長の遅れも指摘しており、資源回復が急務となっている。

調査によると、温暖化で北からの冷たい親潮の流れが弱まり、北海道東沖や三陸沖の水温が上昇。サンマは沿岸部での南下が妨げられ、東の沖合に移動した。日本近海では競合種であるマイワシやサバ類が増え、サンマが回遊しにくくなった可能性もある。

産卵場や生育場も餌の少ない沖合に移り、体が小さい稚魚が増えているという。全国さんま棒受網漁業協同組合(東京)によると、サンマの水揚げ量は約34万トンだった2008年から減少傾向が続き、22年は1万7910トンと4年連続で過去最低を更新した。

日本や中国、台湾など9カ国・地域が参加する北太平洋漁業委員会(NPFC)は3月、23~24年の年間漁獲量を22年に比べて約25%減らすことで合意したが、急激な削減に反対する意見もある。野村哲郎農林水産相は11日の閣議後記者会見で「今後の資源回復に向けて科学的成果を共有し、公海での適切な資源管理に取り組んでいかなければならない」と語った。

【時事通信社】

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