- 2023/04/12 掲載
銀行・信金の貸出平残、3月は初の600兆円台 積極的な貸出態度続く
都銀等の貸出平残は3.3%増の239兆4752億円。ロシアによるウクライナ侵攻で国際商品市況が高騰し、資金需要が伸びた前年同月の反動で伸び率は2月の4.0%を下回った。地銀・第二地銀は3.3%増の283兆8077億円と1991年7月以降の最高を更新した。信金は1.0%増だった。
3月調査日銀短観では、金融機関の貸し出し態度判断DI(「緩い」-「厳しい」)が全規模・全産業合計でプラス16となり、金融機関の積極的な貸し出しスタンスが続いている。日銀の担当者は「金融機関は全体として資本がしっかりしているので、貸し出しスタンスをタイト化させるとは全くみていない」と述べた。
3月の預金平残は、都銀・地銀・第二地銀の3業態と信金の合計で前年比2.1%増の1019兆1393億円。
(和田崇彦)
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