- 2023/04/12 掲載
リニアの懸念解消したい=丹羽JR東海社長、川勝静岡県知事と初会談
JR東海の丹羽俊介社長は12日午前、静岡県の川勝平太知事と同県庁で会談した。今月1日に社長に就任した丹羽氏は、初のトップ会談でリニア中央新幹線静岡工区の着工について意見交換。終了後、リニアを巡る懸念解消に努める意向を示した。
県は大井川の流量減少や生態系への影響を懸念して着工に反対。昨年9月、当時社長だった金子慎会長が知事と会談した際も、協議は平行線に終わっている。
会談後、丹羽氏は記者団に「地域の方々と丁寧に誠心誠意、双方向のコミュニケーションを取ることで懸念を解消していきたい」と述べた。一方、川勝氏は工事による生態系への影響や流出する水を大井川に戻すことなどについて「きっちり議論していくことが大切だ」と強調。「(JR東海と)科学的、工学的にやることが大切だというのは共通理解だ」と話した。
【時事通信社】 〔写真説明〕静岡県の川勝平太知事(左から2人目)と会談するJR東海の丹羽俊介社長(右端)と金子慎会長(右から2人目)=12日午前、同県庁
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