金融引き締め「最後までやり遂げるべき」＝ラムスデン英中銀副総裁

[ロンドン ２１日 ロイター] - イングランド銀行（英中央銀行）のラムスデン副総裁は２１日に公表されたインタビューで、英中銀はインフレを抑制するために金融政策を十分に引き締め、「インフレ心理」を発達させないようにすることに注力する必要があると述べた。

「インフレ率を目標値に戻すために必要な金融政策の決定という点において、最後まで確実にやり遂げることを重視している」と指摘。高インフレは「過度な引き締めよりもリスクが大きい」とした。

また、７カ月におよび２桁のインフレ率が企業や国民の間に高水準の長期インフレ期待を定着させ、より持続的なインフレにつながる恐れがあるとの懸念を表明。「われわれは、以前に見られたようなインフレ心理が経済の中で発達しないようにする必要がある」とした。

シリコンバレー銀行（ＳＶＢ）などの破綻を受け、英中銀は市場リスクについて「非常に警戒」しているとしたほか、ベイリー総裁と同様に英国の預金保険制度について検討することが重要とした。