- 2023/04/26 掲載
韓国LGエナジー、第1四半期は145%増益 欧米でEV販売好調
[ソウル 26日 ロイター] - 韓国の電池大手LGエナジー・ソリューション(LGES)が26日発表した第1・四半期決算は前年同期比145%の増益となった。欧米における堅調な電気自動車(EV)販売を受けた。
テスラやゼネラル・モーターズ(GM)などに供給しているLGESの営業利益は6330億ウォン(4億7260万ドル)で、市場予想と一致した。
売上高は101%増の8兆7000億ウォンだった。
LGESは、原材料コストを管理するために顧客と「コストパススルー(価格転嫁)」契約を結んでおり、金属価格の下落で売上高に悪影響が出る可能性があると指摘。金属コストの変動は下半期に表れる可能性が高いが、利益率への影響は限定的だと述べた。
第2・四半期の売上高は、金属価格の影響にかかわらず、第1・四半期並みになる可能性が高いとしている。
アナリストによると、最大7500ドルのEV税額控除を受けることができる米インフレ抑制法(IRA)により米国でEV販売が促進された。
韓国投資証券の分析によると、米連邦税額控除の対象となるEVの約80%は韓国の3大電池メーカーであるLGES、サムスンSDI、SKオンの電池を使用している。
アナリストは、主要顧客であるテスラの積極的な値下げで今年EV需要が盛り上がり、LGESの電池出荷拡大に寄与するとの見方を示している。
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