- 2023/04/27 掲載
ファースト・リパブリック41%急落、時価総額10億ドル割れ
ファースト・リパブリックは24日、第1・四半期に1000億ドル余りの預金が流出したと明らかにし、バランスシート再構築を含む選択肢を模索していると発表。25日には「バッドバンク(公的資金を使って金融機関の不良債権を買い取る資産管理会社)」の設立や資産売却など、事業再生に向けた選択肢を検討していることが関係筋の話から分かった。
アプタス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオマネージャー、デイビッド・ワグナー氏は「ファースト・リパブリックの資産はいずれ売却されるだろうが、時間がかかるおそれがあるほか、かなり大幅な割引価格での売却となる可能性がある」と述べた。
24日の第1・四半期業績発表以降、証券会社少なくとも3社が目標株価を引き下げている。銀行セクターをめぐる圧力が再び高まる中、KBW地方銀行株は今週に入り4.4%値下がりしている。
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