- 2023/04/27 掲載
米耐久財コア受注、3月は予想以上の減少 2月も下方改定
ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.1%減少だった。
2月は0.1%減から0.7%減に下方改定された。
国内総生産(GDP)で設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は0.4%減。2月は0.4%減だった。
ハイフリークエンシー・エコノミクス(ニューヨーク州ホワイトプレーンズ)の米国チーフエコノミスト、ルベーラ・ファルーキ氏は「第1・四半期の事業や設備投資の勢いが弱まっていることを示している。借入コストの上昇や今後の成長軌道の不透明さなど、企業が直面するハードルを考えると、先行きには下振れリスクが高まっている」と述べた。
設備投資が弱まったものの、コンピューターや電子製品、電気機器、家電製品、部品などの需要は引き続き旺盛だった。
電気機器、家電製品、部品の受注が0.8%増。コンピューター、電子製品の受注は1.9%急増した。一方、機械、一次金属、加工金属製品の受注は横ばいだった。
FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「経済はまだレールから外れてはいない」との認識を示した。
耐久財受注は3.2%増。変動が大きい民間航空機・同部品が78.4%急増し、けん引役となった。米航空機大手ボーイングのウェブサイトによると、3月の航空機受注は60機に達し、2月の5機から大幅に増加した。
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