- 2023/05/09 掲載
資産価格のリスク注視しつつ、政策判断していきたい=植田日銀総裁
植田総裁は、インフレ率の動向のみに集中して資産価格への注意を怠ると資産価格のバブルを拡大させ、バブルが崩壊して経済に大きなダメージを及ぼしてしまうのは「日本経済として経験している」と述べた。
不動産経済研究所によると、3月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンション1戸あたりの平均発売価格は1億4360万円となり、単月で初めて1億円を突破した。
植田総裁は非常に高い価格のマンションの販売が「大きく効いている」と指摘。こうした個別要因を除いても不動産価格は趨勢(すうせい)的に上昇しているが「明確な割高感はまだ確認されている状況ではない」と述べた。
(和田崇彦)
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