- 2023/05/11 掲載
鴻海、第1四半期は前年比56%減益 スマート家電低迷で予想下回る
世界経済の低迷でスマート家電の需要が打撃を受け、四半期ベースで3年ぶりの大幅な落ち込みとなった。
純利益は128億台湾ドル(4億1717万米ドル)。リフィニティブによると、アナリスト13人の予想平均は291億8000万台湾ドルだった。
劉揚偉董事長は決算を受けた電話会見で、利益の不振は非稼働事業の資産評価損によるものと説明したが、詳細を明らかにしなかった。
米アップルのサプライヤーである鴻海は第2・四半期について、主要家電製品の売り上げが前年比で減少するとの見通しを示した。スマートフォンを含むこのグループは総売上高の半分以上を占めている。
2023年のクラウドおよびネットワーク製品の売り上げは横ばいと予想。従来は大幅に成長すると予測していた。
会社全体の売上高としては、第2・四半期に減少する一方、通年は横ばいになる見通し。通年は従来も横ばいと予想していた。
Daiwa Capital Marketsの台北駐在アナリストは5月のリポートで「23年の業績は顧客の生産多様化戦略に伴う新型iPhoneのシェア低下の可能性や新規投資の先行コストで、さえないものになると予想している」と指摘した。
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