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- 2025/06/30 07:10 掲載
【手順解説】コンサル業界の「DeepResearch最新活用術」、進化する“アナリスト仕事の今”
連載:デジタル産業構造論
法政大学 デザイン工学部システムデザイン学科 准教授 / d-strategy,inc / Third Ecosystem,inc / Inclusive AI,inc 代表取締役CEO
野村総合研究所、産業革新投資機構JIC-VGIなどを経て現職。法政大学 デザイン工学部 システムデザイン学科 准教授として、産業価値デザイン研究室にて生成AI・AIエージェントや、フィジカルAI・AIロボット、データスペースなどデジタル技術・先端技術をビジネスや社会の価値へ転換するための手法論の教育・研究を実施。
戦略・DX支援企業のd-strategy,inc(企業のAI変革、DX戦略、デジタルソリューション戦略)を創業し代表取締役として、フィジカルAI、AIエージェントをはじめとするデジタル化・自動化・技術変化の中での企業やスタートアップのDX/ソリューション・イノベーション戦略を支援。
また、グローバルでのスタートアップエコシステム連携プラットフォームのThird Ecosystem,incの代表取締役CEOとして海外・国内のスタートアップエコシステム(VC/CVC/企業/大学/政府機関/スタートアップ)の連携・活性化、スタートアップ企業やエコシステム企業の海外展開支援や、海外スタートアップの日本展開に取り組む。
Inclusive AI,incにおいて盲ろう者(目が見えない・見えづらく、耳が聞こえない・聞こえづらい)、視覚障害者、高齢者等向けのAIエージェントなどのAIサービス開発を実施。「制約のある方を含めすべての方が前向きに活き活きと暮らし、学び、挑戦できる世の中」をAIエージェントやフィジカルAIを通じて実現していくことを目指す。
最新刊として『フィジカルAI進化論~自律するロボットとともに作る産業の未来~』(SBクリエイティブ)を26年10月1日に出版予定。
その他、近著に『生成DX~生成AIが生んだ新たなビジネスモデル~』(SBクリエイティブ)、『メタ産業革命~メタバース×デジタルツインでビジネスが変わる~』(日経BP)、
『製造業プラットフォーム戦略』(日経BP)、『日本型プラットフォームビジネス』(日本経済新聞出版社)があり、ビジネス+IT連載『デジタル産業構造論』、MONOist等にてWebメディア連載。
youtubeチャンネル『フィジカルAI時代の産業論 (d-strategy / Third Ecosystem 小宮昌人)』 @dstrategyinc にて生成AIをはじめ産業のデジタル化を解説
DeepResearch登場で「コンサル仕事」が激変する理由
DeepResearchの登場はコンサルティング業界やリサーチ業界は、激震を与えた。それは、DeepResearchの機能が、コンサルティングファームの主要業務である「リサーチ業務」を代替できてしまうからだ。これまでは、深いリサーチ業務から得られた知見を基に、顧客企業に対して「価値ある助言」を提供してきたわけだが、この“知見”自体の価値は、DeepResearchの登場により大きく減少してしまうことが予想される。
そうなってしまった場合、コンサルティングファームはどのようなリサーチ業務を行うべきなのだろうか。どの工程にどのような時間をかけ、どのようにこれまでとは違った価値を提供すれば良いのだろうか。
ここからは、一部コンサルティングファームで実践され始めている、DeepResearchを使ったリサーチ業務の手順を解説していきたい。
どう使う?DeepResearchの活用手順を解説
はじめに、DeepResearchの機能について振り返っておこう。そもそもDeepResearchとは、ChatGPTやPerplexity、Geminiなど、多くの生成AIサービスで実装されている機能の1つであり、世界中の情報ソースから情報を取りまとめて文章を生成してくれるものだ。言語の壁を超えて英語・中国語・その他ローカル言語など、あらゆる情報ソースを網羅的に確認した上で、知見を抽出してくれる機能だ。まだ活用していない人はぜひ活用して見て欲しい。使い方はシンプルだ。ChatGPTを例に使い方を簡単に紹介したい。
まずプロンプトに知りたい情報・調査したい情報を入れ、ツールボタンから「DeepReserchを実行する」を選択し、実行するのみだ。
そうすると、リサーチの精度を高めるために必要な情報について生成AIから質問が飛んでくる。この質問に対して回答すると、そこから世界中の情報ソースをあたり、情報収集・分析・整理を開始してくれるというものだ。その際、Deepresearchへの質問に対してはシンプルな回答で問題ない。
数分程経過すると、詳細なレポートが出力される。世界中のあらゆる情報ソースを踏まえた、非常にまとまったレポートであり、その情報ソースの出典となるWebコンテンツのURLも付記される。ファクトチェックは必要であるが、相当に精度は上がっており、ソースURLを確認して最低限のファクトチェックをすれば事業検討に十分活用できるようなレベルになっている。
これにより、ビジネスパーソンや研究者などの知的生産活動を大きく変えており、Deepresearch前後によって調査行動は180度変化したと言っても過言ではない。それでは、どうリサーチ業務は変わるのだろうか。
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