- 会員限定
- 2025/07/01 掲載
Copilot最新エージェント「リサーチツール」はこう使う! 活用法と具体例を徹底解説
連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術
1983年生まれ、秋田県出身。2010年に自社のMicrosoft 365(当時BPOS)導入を担当したことをきっかけに、多くの企業に対してMicrosoft 365導入や活用の支援をはじめる。Microsoft 365に関わるIT技術者として、社内の導入や活用の担当者として、そしてひとりのユーザーとして、さまざまな立場の経験から得られた等身大のナレッジを、各種イベントでの登壇、ブログ、ソーシャルメディア、その他IT系メディアサイトなどを通じて発信している。
最新エージェント「リサーチツール」って何?
Copilotに新たに加わった「リサーチツール」は、単なるチャット機能ではありません。リサーチツールとは、人間の思考プロセスを真似ながら情報収集を進める“エージェント型AI”として設計された、まさに「考えるCopilot」とも言える存在です。マイクロソフトはこのエージェントに対し、人間が調査や調べものをする際の行動──たとえば「大まかな情報から仮説を立て、追加で深掘りし、信頼できる情報にたどり着く」までの一連のプロセス──を忠実に再現するよう指示を与えています。
たとえば、私たちがリサーチツールに「Microsoft 365 CopilotとGemini for Google Workspaceの違いを調べてレポートにまとめて」と依頼すると、最初はネット検索で簡単に見つかる情報から調査を始めます。そこから「それぞれの機能は?」「具体的な事例は?」「使いやすさは?」「ユーザーからの評価は?」といった関連情報を次々に探索し、まるで人間が調査を進めるように調査範囲を広げていきます。
そしてその結果は、下図のように体系的なレポートとしてまとめられ、従来のCopilotでは得られなかった“調査の全体像”が見えてくるのです。
ただし、これだけ高度な調査を行うため、回答までには平均15分ほど、長い時には30分近く待たされることも。
しかし、それを上回る精度と情報量は、多くのユーザーを「これはすごい」と感心させるものになっています。
リサーチの質×スピード革命──情報収集のあり方を根底から変えるこのリサーチツールの活用法と具体例を、次ページから詳しく解説します。 【次ページ】重要なのは「最初のプロンプト設計」
業務効率化のおすすめコンテンツ
業務効率化の関連コンテンツ
PR
PR
PR