- 2023/05/12 掲載
米新規失業保険申請、2.2万件増の26.4万件 金利上昇が重し
ロイターがまとめたエコノミスト予想は24万5000件だった。
申請件数は、エコノミストが労働市場の悪化を示唆するとみなす27万─30万件をなお下回っているものの、FRBによる利上げの累積的な遅延効果が経済に広がり、申請件数が持続的に上昇する可能性がある。
JPモルガン(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は「申請件数は週ごとに変動するが、きょうの数値には明らかな歪みがない」と指摘。「企業の労働需要は徐々に冷え込んでおり、きょうの申請件数はより急激な減速の可能性を示唆している」と述べた。
季節調整前の申請件数は1万3969件増の23万4084件。マサチューセッツ州、カリフォルニア州、ミズーリ州、ニューヨーク州で増加した一方、コロラド州、ジョージア州、ケンタッキー州は減少した。
4月29日までの1週間の継続受給件数は1万2000件増の181万3000件だった。
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